4日目の朝も空はどんより。
今日は、この八幡平から山形までのロングドライブ。
効率よく移動しようということで、眺めのいい(はずの)八幡平アスピーテラインを通り、東北自動車道松尾八幡平ICから南下。北上ジャンクションから秋田自動車道へ入り、横手ICから湯沢横手道路で湯沢へ。ここからはひたすら国道13号線を南下して、458号線にそれて、本日の温泉のある大蔵村へ。
とにかく、移動、移動なので、途中、秋田自動車道の錦秋湖SAでお休み(実はお風呂もありましたが、さすがに今日はギブアップ)。そして、国道13号線沿いでは、雄勝町の道の駅「こまち」で昼食。名物稲庭うどんをいただきました。
本当は、鮭川町にトトロの姿に似た「トトロの木」というのがあるというので、寄り道したかったのですが、時間の都合で残念ながら見ることはできませんでした。
本日のお宿は、山形県大蔵村の肘折温泉「丸屋旅館」さん(mapionトラベルの紹介ページはこちら)。

肘折温泉自体が、古い温泉街。道も狭く、車同士がすれ違えない場所もいっぱい…(涙)。そんな狭い道路を、普通のバスも通っているから、びっくり。車で行かれる方は、超のろのろ運転でお願いします(笑)。そんなわたしも、お土産屋さんの車やバスによけてもらって、丸屋さんの前にたどりつきました。でも、みんな親切。いやな顔ひとつせず、車を動かしてくれました。
温泉街には、古くからのこじんまりした旅館が、細い道の両側に所狭しと並んでいます。長い湯治に来ているらしぃおじいちゃん、おばあちゃんが、浴衣姿でブラブラ歩いている、静かな雰囲気が気に入りました。
丸屋旅館さんも、古い木造ですが、これを大切に使っている趣のある旅館でした。床も丁寧に磨かれ、玄関口には唐傘が並べられていたり、きれいな和風の照明を使っていたりと、大切に使っているんだなぁと感じました。家族経営のこじんまりしたところですが、その分、若女将さんの心遣いもこまやかで、好印象でした。
旅館のお風呂は計3個。そのうち2つは杉とヒノキをそれぞれ壁に使い、湯船は近くを流れる最上川の上流から切り出した最上石で作られたお風呂でした。源泉は肘折温泉の2つの源泉のひとつ。さらっとして、透明なナトリウム塩化物炭酸水素塩泉。ちょっと熱めなので、水でうめて使ってました。前日の温泉が泥湯、と対照的でしたが、こちらもよく温まるいいお湯でした。この2つのお風呂は時間によって、男女入れ替えているので、両方に入ることができます。
もうひとつのお風呂は家族風呂。他の2つと違う源泉(泉質は同じらしいのですが)からお湯を引いていて、宿の向かいにある共同浴場「上の湯」さんと同じものだそうです。傷などによく効く、これまた、さらっとした透明なお湯でした。
お食事は、自分のお部屋にお膳を持ってきてくれるお部屋食。予定の時間をあらかじめ聞いてくれましたが、さらに、お風呂から上がったのを確認して、熱々の鮎の塩焼きなどを運んできてくれました。天ぷらも途中、揚げたてのものを持ってきてくれたり、小さな旅館ならではの細かい心遣い。全体に山菜料理中心ですが、初めて食べる「かのか」というきのこの味噌炒めなど、土地の食材もうまく使っていておいしかったです。
温泉街は、銅山川の両側に山が迫る、そんなくぼ地に位置します。川沿いをゆっくり歩いたり、橋の上で風に吹かれたり。そして、街中の古い建物やお土産屋さんをのぞいたり。そんな散歩も楽しめました。
<おすすめスポット>
1)共同浴場「上の湯」

ちょうど、今回止めていただいた丸屋旅館さんの目の前。お掃除はPTAの方たちがやってくれているという、地元密着型の浴場です。朝、入ったのですが、浴場はかなり年季の入った古いものですが、泉質はやはりさらさら。お地蔵さんに見守られながら、お湯につかるんですよ(笑)。地元の人とお話しするなら、絶対、共同浴場がおすすめ。
2)朝市

朝5:30から7:30頃まで、旅館の立ち並ぶ狭い道の両側に、お店が立ち並びます。近くの農家の方たちが新鮮野菜やきのこ、しそ巻き、唐辛子、枝豆など、いろいろな食べ物を売りに来てるのです。そして、おみやげ物屋さんもこの時間に開店。蒸かしたての温泉饅頭や鯨もち(渋いピンク色のもちもちした「ういろう」みたいなお菓子)も売ってくれます。とにかく、店を出しているおじちゃん、おばちゃんと話してみると楽しい。しらないきのこの名前や調理の仕方も丁寧に教えてくれます。
3)旧肘折郵便局

温泉街にひっそり立つ木造の郵便局。昔はその土地の人が自分で郵便局を建てて、仕事を請け負っていたようで、この郵便局も隣の旧家とつながってました。今は、イベントなどがあるときだけ、この郵便局をあけるのだそうです。昔懐かしの丸い郵便ポストがかわいぃ。
<おすすめリンク>
大蔵村
肘折温泉のある大蔵村のホームページ。観光案内から、散策コースの紹介など、いろいろ書かれています。